ICL(眼内コンタクトレンズ)モニター募集のお知らせ
価格:両眼で26.4万円(税込)
乱視の有無に関わらず、術前後の検査費用、点眼費用込みの価格です。
※通常は、両眼で乱視なし60万円前後、乱視あり70万円前後
<モニター条件>
- 21歳~45歳
- 近視(-6.0D~-15.0D)
- 目の病気(白内障、角膜疾患など)が無い方
- 重篤な全身の病気が無い方
- 妊娠中、授乳中でない方
その他、適応検査をしたうえで手術可能かどうかを判断します。
ご希望の方は当院受付にお声がけください。定員になり次第、締め切らせていただきます。
眼内コンタクトレンズ(ICL)について

ICL(Implantable Collamer Lens)は、「眼内コンタクトレンズ」とも呼ばれる視力矯正手術の一つで、近視や乱視を矯正するために、目の中の虹彩と水晶体の間に、特殊なソフトレンズを挿入します。
ICLはレーシックなどのように角膜を削らず、また、一度の手術で長期的な効果が期待できるため眼鏡やコンタクトレンズに頼らない生活を送りたい方に選ばれています。
治療を受けられるかどうかは目の状態によって異なりますので、まずは適応検査を受けて、一緒に最適な治療法を相談しましょう。
このような方におすすめ
- 眼鏡、コンタクトに頼らない生活がしたい方
- レーシックに抵抗のある方
- 強度な近視や乱視の方
- コンタクトが合わない方
- 職業上裸眼視力をよくしたい方
- 運動をする機会が多い方
ICLの特徴

1 強度近視・乱視にも対応
ICLは、レーシックでは対応が難しい強度の近視や乱視にも適応できる⼿術です。⾓膜を削らずに眼内にレンズを挿⼊するため、⾓膜が薄い⽅や強い屈折異常のある⽅でも⼿術を受けられる可能性があります。乱視対応レンズ(トーリックICL)もあり、幅広い視⼒のお悩みに対応しています。

2 長期的に安定、お手入れ不要
ICLは一度目の中にレンズを挿入すると、取り外したり洗浄したりする必要はなく、そのまま半永久的に使用できるのが特長です。視力の安定性が高く、日々のお手入れも不要なので、コンタクトや眼鏡のわずらわしさから解放され、快適な裸眼生活を長く続けることができます。

3 手術前の状態に戻せる
ICLは、目に入れたレンズを将来的に取り出すことが可能な手術です。視力の変化や別の治療が必要になった場合でも、元の状態に戻せる安心感があります。

4 手術翌日から視力回復を実感
ICLは回復が早く、多くの方が手術の翌日から視力の変化を実感しています。個人差はありますが、早期に裸眼での快適な見え方を得られるのが大きな魅力です。

5 角膜を削らずに済む
ICLはレーシックと異なり、角膜を削らずに視力を矯正できる手術です。角膜への負担が少なく、角膜が薄い方やドライアイの方にも適しています。
ICL治療の対象
ICLは多くの方に適した視力矯正手術ですが、すべての方に実施できるわけではありません。目の状態や度数、角膜や前房の形状などによって、手術の安全性や効果が変わるため、事前の検査で適応を慎重に確認する必要があります。まずは「ICLに向いているかどうか」を知ることが、安心して治療を受ける第一歩です。
ICL治療が受けられる方
- 18歳以上で視力が安定している方
- レーシックが受けられないほど角膜が薄い方
- 強度の近視・乱視がある方
- 長期間、裸眼で生活したい方
- ドライアイなどでコンタクトの装用が難しい方
- 近視や乱視以外に目の病気がない方
ICL治療が受けられない方
- 18歳未満、または視力がまだ安定していない方
- 目の病気(白内障・緑内障・角膜疾患など)を持っている方
- レンズの挿入スペースが足りない方
- 妊娠中・授乳中の方
- 重度の糖尿病など、眼の健康に影響がある方
- その他、診察後病態や全身状態などから医師が不適応と判断した場合
他の治療法との比較
ICLとレーシックの比較
比較項目 | ICL手術 | レーシック |
---|---|---|
手術イメージ | ![]() |
![]() |
近視の戻り | 近視の戻りが少ない | 近視の戻りが大きい |
角膜への影響 | 削らない | 削る |
見え方の質 | とても鮮明に見える | 鮮明に見える |
強度近視 乱視に対応 |
可能 | 強度近視・強度乱視では不可能 |
元に戻せる | 取り出して元に戻せる | 戻せない |
ドライアイのリスク | ほとんどなし | 高い |
白内障や眼科疾患への影響 | 白内障治療も制限なく可能 | 眼内レンズ計算に考慮が必要 |
グレア・ハロー | あり | あり |
紫外線カット | 90%以上カット | なし |
通院回数 | 基本的に5回程度 翌日、1週間後、1か月後、 3か月後、6か月後 |
基本的に5回程度 翌日、1週間後、1か月後、 3か月後、6か月後 |
費用 | 両眼60万円 | 両眼20万~40万円(施設による) |
ICLとコンタクトレンズの比較
比較項目 | ICL手術 | コンタクトレンズ |
---|---|---|
日々の洗浄 | 不要 | 毎日 |
外出時のリスク | なし | 時々落とす |
通院回数 | 基本的に5回程度 | 3か月に1回 |
ドライアイ | なし | リスクあり |
紫外線カット | 90%以上カット | 製品による |
ゴロゴロ異物感 | なし | 時々あり |
ICL手術の流れ
-
1
初診・ご相談
まずは視力や目の状態について詳しくお伺いし、ICL手術の概要をご説明します。疑問や不安があれば遠慮なくご相談ください。希望があれば、適応検査の日程をご案内いたします。
-
2
適応検査
ICLが安全に受けられるかどうかを判断するために、角膜の厚みや眼内のスペース、視力などを詳細に測定します。検査は数時間かかるため、時間に余裕をもってご来院ください。
-
3
カウンセリング
検査結果をもとに、ICLが適応かどうかを医師が判断します。そのうえで、レンズの種類や費用、メリット・リスク、今後の流れについて丁寧にご説明します。ご納得いただいたうえで、次のステップへ進みます。
-
4
術前検査(2回)
手術の安全性とレンズの正確な選定のために、事前に2回の詳しい術前検査を行います。
検査内容はどれも痛みのない検査で、日常生活に大きな支障はありません。 -
5
レンズ発注
ICLレンズはオーダーメイドのため、患者さま⼀⼈ひとりに合わせた設計となります。発注から届くまでに通常2〜3週間かかり、届き次第、⼿術⽇程を調整します。
-
6
手術当日
⼿術は日帰りで、点眼⿇酔と笑気⿇酔で痛みに配慮しながら⾏います。⽚眼15〜20分ほどで終了します。術後は少し休憩してからご帰宅いただきます。
当⽇はご来院からご帰宅までで2〜3時間程度を予定してください。 -
7
術後診察
翌⽇、1週間後、1か⽉後、3か⽉後、6か⽉後と定期的に診察を⾏い、眼の状態や視⼒の安定を確認します。術後のケアや注意点についてもその都度ご案内し、万が⼀の異常にもすぐ対応できる体制を整えています。
よくある質問
手術前の矯正視力(メガネやコンタクトレンズで矯正して見える視力)が目安です
メガネやコンタクトレンズで矯正可能な乱視(正乱視)はICLで矯正可能です。
ただし、不正乱視(規則性が無いデコボコした乱視)は、矯正できません。
老眼は治せません。ICLで焦点を遠くに合わせたら、近くを見るときには老眼鏡をかける必要があります。
手術の当日はシャワー・入浴・洗髪・洗顔はできないので、来院前に済ませておいてください。
手術の前から何度か点眼麻酔をしますので、痛みはほとんど感じません。目を大きく開くため、違和感や押される感じはあります。手術後は麻酔がきれると軽い痛みや異物感を感じる方もいますが、心配されるような痛みはほとんどありません。
当院ではご希望や適応に応じて無料で笑気麻酔(意識がなくなることはなく、リラックスした状態になる麻酔)を行っています。不安のある方はお気軽にご相談ください。
⼿術当⽇は、⼿術に使⽤した薬剤の影響や若⼲の炎症のため、すっきりとは⾒えずに、ぼんやりとするものです。ただし、頭痛や吐き気を伴う場合は、指示された薬を飲んでください。
薬を飲んでも症状が良くならない時には、お電話をください。
切ったところの出血は1~2週間で消えますので、ご心配いりません。
⼿術後、コロコロとした異物感がしばらく出ますが、⽬を開けられないほどの強い痛みでなれば、痛み止めを飲んで様⼦を⾒てください。薬を飲んでも症状が良くならない時には、お電話をください。
手術当日はできるだけ控えるようにして、20~30分位にしてください。疲れない程度であれば、翌日から少しずつ時間を延ばしていただいても構いません。
手術の当日はシャワー・入浴・洗髪・洗顔はできません。翌日からは首から下のシャワーはできますが、入浴はまだしないでください。手術4日後からは入浴もしていただけます。サウナ・温泉は1か月後からにしてください。
手術の当日はシャワー・入浴・洗髪・洗顔はできません。翌日からも、顔は濡れたタオルで拭くだけにしてください(目の周りは不可)。洗髪は目に水やシャンプーなどが入らないように、美容院等で仰向けで洗ってもらってください。手術4日後からは洗髪・洗顔もしていただいて結構です。
手術後3日間はお化粧を控えてください。手術4日後からは化粧水、乳液、日焼け止めはつけても構いません(目の周りは不可)。手術1週間後からはアイメイクもしていただけます。
手術後2~3日は無理をせず、目を休めてください。その後1週間は、デスクワークも疲れない程度にしてください。力仕事は手術2週間後以降にしてください。
スポーツジムやジョギング、ゴルフは手術2週間後から可能です。テニスや野球、サッカーなどの球技は手術1か月後、スキーやスノーボード、水泳も手術1か月後からしていただけます。サーフィン、ダイビング、素潜りは手術3カ月後まではできません。
いずれも手術1か月後からしていただけます。
視力は数日から1週間ほどでよくなりますが、自然な見え方で安定するには1ヵ月から3ヵ月ほどかかります。また、手術の切開による一時的な乱視のため、手術後2~3週間は見え方が安定しないことがあります。
1滴で十分です。ただし、入ったかどうか心配な場合は、もう1滴さしてください。2滴や3滴さしても、目が吸収する量は1滴と変わりません。
特にありません。
滅菌清浄綿を使用してください。
特にさす必要はありません。
可能ならさしていただくといいですが、絶対に必要ではありません。
連続してさすと前にさした目薬が流されてしまうので、理想的には5分あけた方が良いでしょう。ただし、1分でも50%は吸収されると言われているので、5分あけるのが大変なら1分でもいいので、間隔をあけてさすようにしてください。
無理にとったり水で洗ったりせず、目薬を点眼して洗い流すか、涙で自然に流れてくるまで様子をみてください。
術後1週間は、外出時だけではなく夜寝る時もかけてください。
手術翌日、1週間後、1か月後、3か月後、6か月後です。その後も年に1度は受診するようにしてください。